さて、教材の話をしよう ~ 文法編 その1
英語のテストは毎回赤点だった、英語力向上委員会の中村です。
実はSQLを覚えるのにも英和辞典が必要なくらい、英語が苦手でした。
そんな私が、
苦手意識を克服し、
仕事でも英語が役立つようになるまでに出会った教材を、
数回に分けてご紹介します。
自分が実際に触れて「こいつは良いモノだ!」と思ったものを取り上げますので、
きっと、いま英語でお悩みの方にも役に立つと思います ( • ̀ω•́ )✧
第一回目は、文法書を取り上げてみます。
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
- 作者: 向山淳子,向山貴彦,studio ET CETRA,たかしまてつを
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/12/20
- メディア: 単行本
- 購入: 64人 クリック: 809回
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「文法」なんていうと、「補語」やら「目的語」やら「関係ホニャララ詞」やら。
メンドクサイ決まり事を、必死になって勉強していたわけですが (-ω-;)
でもこの本では、そんな用語は抜きにして、
英語の構造をシンプルなイメージ図で解説しています。
たとえば、英語の基本的な仕組みは、こんな感じ。
[A] → [B]
「A」は文章の主役
「B」は脇役
「→」は、主役が脇役に何かした(かならず右向き)
-ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本-
The cat scratched Ed.(猫はエドをひっかいた。)
という例文は
猫(主役) ひっかいた(→) エド(脇役)
「目的語は動詞の動作対象だから~~ごにょごにょ」と考えるよりも、
ずっと直観的で、イメージしやすいですね。
(文頭からイメージしていくだけですから。)
aとかtheとか
「ひとつの」とか「その」とか訳したやつですね。
「対象を特定できる場合はtheですよ~」と習った気がしますが、
でも文頭に「The」が出てきたりして。
正直、誰の事だか分かりゃしません orz
本書ではaとtheの違いを
「単語にスポットライトをどう当てるか」のイメージの違いだと述べています。
a 群衆の中からひとつの物体や生き物を照らし出すような感覚
the 下からたくさんのスポットライトが一つの物体や生き物を華やかに照らし出し、周りにはそれを見て拍手をしている観客がたくさんいるような感覚
-ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本-
「ひとつの」「その」よりも、ことばの発信者が対象をどうとらえているのか、理解しやすいと思います。
(ぜひ、本書のイメージ図を見ていただきたい!)
構造とイメージ
本書を読めば、英文の構造やイメージが(ややこしい文法用語でおぼえていた頃よりも)理解しやすくなります。
英文をイメージでとらえるクセが身に付けば、
インプットに反応する速度が上がりますから、
- 洋画や洋楽のスピードについていきやすくなります。
- 洋書を読むスピードも上がります。
つまり、英語を楽しみやすくなります。
楽しくなれば、勉強も長続きしますよっ d(*^v^*)b
ではまた、次回お会いしましょう。
次も、もうちょっと文法に突っ込んでみます。