-2013.10.02- コーポレートサイト英訳作業レポート
委員会としての最初の大仕事「コーポレートサイト英訳作業」についてレポートさせて頂きます、sec. (Seattle English Committee)副委員長のシオツカです。
sec.が発足して丸3ヶ月が過ぎ、社内の英語力を高める使命をどう果たそうか、日々考えを巡らしている毎日です。
さて、今回のお題である翻訳作業の話をしたいと思います。
委員会の発足間もない頃、会社のブランディング効果アップの布石ともいうべき、「コーポレートサイトのリニューアル」を迎え、当委員会sec.は初めての大仕事「海外の閲覧者向け英語版サイトの制作」に挑むことになりました。
・コーポレートサイト - シアトルコンサルティング株式会社
http://www.seattleconsulting.co.jp
英訳といっても、作業メンバーは当初sec.メンバーの6人(もちろん全員日本人)のみ。それぞれ一定程度の英語の素養はあれど、オフィシャルなドキュメントの翻訳となると、最初は本当に苦戦しました。
例としては、今年度新卒入社のsec.メンバー横内さんが頭を悩ました以下の文などが挙げられます。
・・・、Pマーク責任者が思う「こんなツールがあったらいいなぁ」を実現いたしました。
最初は「こんなのどうやって訳せばいいんだよ、、」と弱音を吐いていた横内さんでしたが、文法を論理的に組み立てて、最終的にこのように訳してくれました。
we realized what those who is in charge of P-mark wishes, "If I had such a tool."
念のためこの文を分解すると
- we realized: 我々は実現した
- those who is in charge of P-mark: Pマーク担当者
- what S wishes: Sが望むもの
- "If I had such a tool.": 「こんなツールも持っていればなぁ」
という感じになります。
もちろんこれよりももっと洗練された言い回しがあるかもしれませんし、私たちもネイティブではないため、どうしてもニュアンスを出すのに限界があります。
そこでsec.メンバーは「とにかく最初は日本語の文章を論理的に読み解き、最初は逐語的でもいいから部品を組み合わせて一旦"文”に仕上げる。」という地道な作業をひたすら繰り返すことから始めました。
もちろんその後、全ページで文体の統一や、より滑らかな表現の適用などを施し、一部ネイティブにチェックを依頼するなどして、作業開始約5週目にしてようやく翻訳作業の完了に漕ぎ着けました。
翻訳期間中は毎日業務後帰宅してから夜な夜な翻訳作業を行い、終盤は出勤中の電車の中でも....半泣!
これに関しては、最終的にメンバーの誰一人として自分の担当分の責任を放棄せず、確実にやってのけ、クオリティの高い英訳を完成させることができました。ここで、これから英語力向上企画を打ち出していこうという発足初期の大事な時に、もし一人でもリタイアなどしていようものなら、今こうして完成の達成感に浸ることはできていなかったと思います。
もちろんここまでくるには、メンバー間で厳しい言葉を掛ける必要も生じるなどして、チームとして動くことの難しさを何度も味わいました。
・・・でもそれって本気で仕事していることの証
メンバーとぶつかりそうになる度に、「あぁ、向かってる方向は同じなんだな」と改めて実感することができました。
そんな人間ドラマに裏打ちされた、sec.メンバーの努力の結晶が、
「コーポレートサイト英語版(仮)」
として近日公開となる予定です。乞うご期待!
・・・と今回はいきなりsec.メンバーの内面に迫るような内容でお送りしましたが、暑苦しくなかったでしょうか??笑
こたびの試練を乗り越えたことで、sec.の委員会としての結束力も高まりました!
いよいよこれから全社的に英語力向上のための”仕掛け”を繰り出していきます!
今後ともsec.をよろしくお願いします!